豊洲市場

無味乾燥なゴミ

大腸内視鏡検査を受けてきました!!

先日、人生初の大腸内視鏡検査を受けてきました。

 

怖い、痛い、恥ずかしいといったネガティブなイメージがある大腸内視鏡ですが、想像していたよりは随分と快適でした。

 

これから内視鏡検査を受けるという方や、受けようかと迷われている方に、少しでもご参考にしていただければと思います。

※以下、汚い話もありますので食事中の方はご注意ください

 

 

内視鏡検査のきっかけ

私が内視鏡検査を受けたきっかけは左下腹部の痛みでした。

 

特に空腹時にひどく痛み、左下腹部を押すと激痛が走ります。盲腸が再発したのかな、と最初は思いました。ちょうど一か月前に虫垂炎(盲腸)になってしまい、薬で治療をしたからです。

 

虫垂炎薬物療法(いわゆる盲腸を薬で散らす)のメリットは何と言っても手術が必要ないことです。しかしデメリットとして再発のリスクが高いことが挙げられます。

 

すぐに病院へ行き、血液検査と触診を受けました。しかし検査の結果は陰性。痛みの位置からも虫垂炎ではないだろうという診断でした。

 

ではこの痛みは何なのか? おそらく大腸の一部が炎症をおこしている憩室炎だろうと言われたのですが、母が大腸がんで亡くなった旨をお話すると、一応ポリープがないかだけ見ておいたほうが良いかもね、と言われました。

 

調べてみると家族から遺伝した場合に限り20代でもポリープができ、がんに発展する場合があるそうです。(家族性大腸ポリポーシス

 

この機会に自分の大腸の状態を見ておこう。それにせっかくだから内視鏡検査を経験しておこうと思い、検査を受けることを決めました。

 

 

検査の前日

前日は消化の良いものを食べ、寝る前に下剤を服用しました。この下剤はピコスルファートナトリウムといって、内用液を水で希釈して飲みます。薄いカルピスみたいな味で別に不味くはありません。

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もともとお腹はゆるいほうなのですが、この下剤では特に変化が見られませんでした。

 

 

内視鏡検査当日

当日は朝食抜きで、病院へ行きます。受付を済ませると検査室に移動し、コップと透明なシャンプー詰め替え用みたいな袋に入った下剤を渡されました。

 

この下剤は昨日のものとは違い、モビプレップ(めちゃくちゃ言いにくい!)といいます。

これを9時から11ごろまでゆっくり飲んでくださいと言われました。

 

さて肝心のモビプレップなんですが、味はめちゃくちゃ飲みやすいです。梅味と説明されましたが、確かに梅だと思います。

 

といっても天然の梅ジュース味ではなく、よくある人工甘味料のお味です。しかしこの下剤がクソマズだと聞いていたので、覚悟していた割には拍子抜けしました(笑)

 

そうして梅ジュースの飲み放題を1時間くらい続けていると、お腹が痛くなってトイレに行きたくなります。しかし、ここからが本当の戦いでした。

 

事前に看護師さんから説明があったのですが、便の色を見慣れた茶色から薄黄色い水状になるまでトイレに行き続けなければなりません。

水状の便になってから、薄黄色になるまでに25回くらいはトイレにいきました。いや、ほんとおしりが焼けそうでしたね。

 

あとこれは個人差があると思うのですが、私の場合はめちゃくちゃお腹が痛かったです。まあ人工的に下痢を引き起こしているのですから仕方ありません。

 

最後の方なんか、もう死にそうな目で下剤の説明欄を読んでいました。この下剤を開発した人はどうしてモビプレップなんて言いにくい名前をつけたんだろう……。なんか絶妙に微妙な響きですよね、モビプレップって。

 

んでそうこうしているうちにやっと便が黄色くなり、検査準備が完了。検査は午後からなので、それまで待機となりました。

 

 

いよいよ内視鏡検査へ

さて検査の時間となり、順番が呼ばれて検査室へ。

お尻から管を突っ込むなんて怖すぎだろ! とガチガチに緊張していましたが、先生も看護師さんも手際よく準備を進めていきます。

 

まずはお尻のとこだけ穴が空いたズボンに別室で着替え、左側を下にしてベッドに横になります。

 

続けて麻酔入りのゼリーをお尻の中に塗っていきます。これも個人差があるとは思うけど気持ち悪い。まあでも、わざわざお金を払ってそういうプレイをしている人もいるからなあ、と割り切りました(笑)

 

そしていよいよ内視鏡が腸内へ。少し痛みはありますが、全然耐えられるものでした。例えるなら、何となくお腹が痛いなあという時のあの感じです。盲腸の時の方がよっぽど痛かった。

ただこれも個人差があるのでなんとも言えません。腸の荒れ具合とか病気の進行によって変わってくるみたいです。

 

そうしているうちに内視鏡小腸と大腸の間に到達。あとは戻りながらポリープがないか確認していきます。もうここまでくると痛みは全くありません。

 

先生と二人で確認しながら自分の腸を見たのですが、思っていたよりも綺麗で安心しました。事前にネットで良い例と悪い例を検索して、ポリープの切除も覚悟していたので、何もないピンク色の腸は驚きでした。

 

直腸までしっかりと確認して、20分くらいで検査は終了しました。

 

 

検査後

夕食は何でもOKと言われたのですが、うどんを食べたら気持ち悪くなってしまったので、バナナだけ食べて寝ました。翌朝には体調も元に戻り、いつも通りの朝食を食べられました。

 

余談ですが、翌日の昼くらいまで便が黄色だったのが面白かったです。(しばらくしたら普通に戻ってしまった)

 

検査自体は朝8時から15時くらいまでで、まあ長いと言えば長いのですが、いろいろなリスクを考えると受けておいて損はないと思います。

 

近年は男女ともに部位別がんの罹患率で大腸が上位を占め、しかも腸粘膜には痛覚がないため大腸がんの発見が遅れてしまうことが多いです。

 

今回検査を受けてみてわかったことは、内視鏡や下剤の味などの進化、さらに先生や看護師さんの高い技術によって、検査を受ける際の心理的・肉体的ハードルが随分と下がっていることです。

 

また女性には女性の先生がやってくれる場合もありますし、鎮痛剤を打って知らない間に終わらせることもできるみたいです。

 

科学の進歩はスゲーってなりますので、40歳以上の方や私みたいに家族を消化器系のがんで亡くされている方は、ぜひ受けてみることをおすすめします!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 

※この記事はあくまでも私の体験記なので、実際の検査とは異なる場合があります。